Tecの路地

現役理系大学生が、趣味のこと、ガジェットレビュー、写真、お気に入りのお店などについて、雑記的に記していくブログ。

歌い手がオススメするmix用有線ヘッドフォン3選!

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歌ってみたを始めてmixをやるんだけど、普通のイヤホンじゃダメらしい…
※mixとは、録音した歌とカラオケ音源を混ぜ混ぜしてCD音源のように仕上げるコト。

じゃあ何を使ったらいいのさ!

僕は以前こう思ったことがある。
結論を言うと、モニタースピーカーが一番良い。

でも、スピーカーだと音の反響とか考えてセッティングしなきゃいけないし、そもそもアパートだからスピーカーなんて置けない!
とか、親に自分の歌を聞かれたくない...
とかあると思う。

だから今日は、4年間歌い手をやっている僕がおススメするmix用のヘッドフォンを紹介しよう。

mixで求められるヘッドフォンとは?

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mixは本来、 "モニタースピーカー" で行うのがベストだけど、諸事情によりそれができないことが多々ある。
だから、僕のような歌い手やmix師はヘッドフォンを使ってmixをすることも多い。

歌い手やmix師が、mixをするときにヘッドフォンに求める性能は以下の通りだ。

  • 聴覚上の周波数特性がフラットであること
  • 適度に空間が広く感じられること
  • 解像感に優れること

この3つだ。

聴覚上の周波数特性がフラットであること

まず、一つ目の「聴覚上の周波数特性がフラットであること」。
mixという作業を行う上で、ボーカルの声の抜け感を調節したり、カラオケ音源とバランスをとったりするときに、ヘッドフォンの周波数特性がフラットで無ければ、正しい調整はできない

例えば、低音が極端に出るヘッドフォンだと、mixの時に多少低音が少なくても十分低音が出ているように感じる。
そのため、mixが終わったあと、ほかのヘッドフォンやイヤホンで聞くと、迫力が感じられないということが起きる。

或いは、低音があまり出ないヘッドフォンなら、mix後に低音過多になったりする。

まあ、あくまで自分が聴くうえで、フラットだな、前音域バランスよく出ているな、と思えるヘッドフォンであればOKだ。

適度に空間が広く感じられること

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2つ目の「適度に空間が広く感じられること」。
ヘッドフォンで音楽を聴いていて、空間が狭く感じたり、広すぎるように感じるヘッドフォンは使わないほうが良い。

狭すぎたり、広すぎたりすると、どこに何の音があるかわかりにくいからだ。

これも感覚の話なので、音楽を聞いていて「何の楽器がどこでなっているか?」ということがわかれば問題ない。

解像感に優れること

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最後に、「解像感に優れること」。
そもそも、音が細かく聞けないヘッドフォンはmixに向かない。
音が細かく聞けないと、コーラスを何本も重ねたり、ほかの楽器などとの音のバランスがとりにくくなるからだ。

まあ、1万円以上のヘッドフォンなら多分問題ない。

こういうことが起きるのは低価格のヘッドフォンやイヤホンだけだ。
一般に、イヤホンの方がヘッドフォンよりも細かい音が聴けると思われがちだ。

その認識はある面では正しい。
確かにボーカルの息遣いとか、高周波な音はイヤホンの方が振動板が小さいので、聞き取りやすい。

でも、音源の後ろの方でなっている小さな音やボーカルのコーラス、ベースの音階などはヘッドフォンの方が圧倒的に聞き取りやすい

だから、mix用にヘッドフォンを買うときはケチらずに買おう。

僕が一番オススメするモニターヘッドフォン

歌い手兼mix師を4年やった僕がおススメするmix用のモニターヘッドフォンは、

ベイヤーダイナミック DT990PRO

だ。

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beyerdynamic オープン型オーバーヘッドヘッドホン 業務用 DT 990 PRO

このヘッドフォンは、僕の聴覚上で非常にフラットな音を出す。
低音は必要十分、解像感もばっちりだ。

価格は約2万円と少し高価だが、僕はこのヘッドフォンを超えるヘッドフォンは存在しないと思っている。

このヘッドフォンでmixをした作品はこんな感じ。

以下の記事で紹介。

www.technology-8239.net

このヘッドフォンの詳しいレビューは以下の記事で行っているので、併せてどうぞ。

www.technology-8239.net

↑↑以外でオススメするモニターヘッドフォン

上では僕が普段から使っているヘッドフォンを紹介したけど、ほかにも僕が良いと思ったヘッドフォンは存在するのでまとめていこう。

audio-technica ATH-M40x

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audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M40x

このヘッドフォンはケーブルを着脱することができて、もし万が一断線しても、ケーブルを変えて使いづ付けることができる。

音質もばっちりで、個人的に聞いた限りでは上位機種のM50xよりもmixしやすい音質だった。

価格は約1万2千円となので、いまから音楽を始めたい初心者におすすめだ。
もしお金に余裕があるなら最上位機種のM70xを買っても良いかも。

M50xとM40xは聞き比べて、自分に合った方を選ぶといいだろう。

SHURE SRH840

SHURE ヘッドホン SRH840 プロフェッショナル スタジオ用

このヘッドフォンは、高品質なマイクを販売するSHUREのヘッドフォンだ。
SE215を作っているメーカーと言ったらわかる人は話が早い。

ボーカルのためのマイクを作っているメーカーだからこそならせる音がある。
ボーカル重視の歌ってみたなら、このモニターヘッドフォンは非常に良い選択肢だろう。

価格は約1万8千円と先ほどのDT990PROと近いため、聞き比べてから買うとよいだろう。

まとめ

今回は、4年間歌い手とmix師をやった僕がおススメするmix用のヘッドフォンを紹介した。
かなり独断と偏見が入っているけど、参考になればと思って記事にした。

もし、

聞き比べる場所がない...

そんな人は、もうデザインで好きなものを選ぶのがいいだろう。
当然音質も大切だが、各メーカーが "モニターヘッドフォン" と銘打って販売しているヘッドフォンなら、何れも最低限のスペックは備えている

それならば、自分で使いたいと思うヘッドフォンを選ぶのが良いだろう。

これがどこかの駆け出し歌い手の役に立ったらいいなぁ。
mix用のソフトはCakewalkがおススメなので良かったら合わせて読んで欲しい。

www.technology-8239.net