Tecの路地

現役理系大学生が、趣味のこと、ガジェットレビュー、写真、お気に入りのお店などについて、雑記的に記していくブログ。

海外で大人気のM50xをレビュー|オーディオテクニカのヘッドフォンの実力

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M50xというヘッドフォンをご存じだろうか?

このM50xというヘッドフォンは、日本の大手オーディオメーカーの "オーディオテクニカ" が自社開発し販売する大ベストセラーヘッドフォンだ。

今日はこのヘッドフォンを紹介しようと思う。

オーディオに詳しい人なら
「えー、オーテク?AKGとかゼンハイザーのが良くない?」
とかって思う人も多いかもだが、そんな人も是非読んでいってほしい。

それじゃあ、書き始めていこうか。

なぜM50xを買ったのか?

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ひとまず、僕がこのヘッドフォンを買った経緯について書こうと思う。

僕は、5年前に「イヤホン・ヘッドフォン」に興味を持ち、それ以来いろんなイヤホン・ヘッドフォンを聴いてきた。
同時に「歌ってみた」という、自分の歌を編集して動画投稿サイトに投稿することも初めた。

自分でmix(カラオケ音源と自分の声を混ぜて聴き心地が良いように調整すること)をするため、音の良し悪しを判断するためのヘッドフォンやスピーカーが必要となる。

だからさまざまなヘッドフォンを視聴して良いものを探してきた。

そんな中で、先日博多に行く機会があったので、ヨドバシカメラでいろんなイヤホンヘッドフォンを視聴してきた。

ポータブルで使えて、スマホでもある程度音量取れて、良いヘッドフォンがないかなぁと聴き続けていた。
そして最も良かった、と感じたヘッドフォンがM50xだったんだ。

上位機種のM70xもあったのだけど、僕としては、M50xの方が音質という点で好みだった。

M50xというヘッドフォンの良い所・悪いところ

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音の傾向

音の傾向は "ドンシャリ" 、低音の解像感は非常に高く、音の明瞭感も高め。
音場感は狭めだけど、このヘッドフォンになれたら気になるレベルでないかな。

さすがモニターヘッドフォンなだけあって、全帯域主張が強く、良く聞こえる。
僕が思うにモニターヘッドフォンはフラットであるより、ドンシャリである方が良い。

下手にフラットなヘッドフォンでmixをするとやたら高音と低音が激しく主張するmixになりかねないからだ。
それが、このモニターヘッドフォンが海外で大人気な理由だと思う。

僕もメインのモニターヘッドフォンとして使っているのはベイヤーダイナミックのDT990PROで、このヘッドフォンもドンシャリで有名だ。

www.technology-8239.net

良いところ

このM50xの良い所はこれらだ。

  • 全体域の解像感が高くmixに使いやすいこと
  • 側圧がそれなりにあるため激しく動いてもずれにくい
  • リケーブルできるため断線が怖くない

モニターヘッドフォンだから、全体域の解像感が高く、低音もまあまあ出ているためリズムも良くわかる。
低音は出ているが中域以上をカバーすることは一切ない。

更に、高音も良く出ているため、明瞭感が高く、スカッとしている。

悪いところ

M50xの悪い所はコレ。

  • 高域のエッジが少々立っているため聴き疲れする
  • ヘッドフォン自体がちょっと重い
  • 人気が故の没個性感

このヘッドフォンは、音楽製作でモニターをしなければならないので、仕方ないのかもしれないが、解像感を高めるためにエッジが少々立っている。

非常に音の輪郭を追いやすく、モニターヘッドフォンとしてはこれ以上のものはそうそうないと思う。

ただ、リスニングユースではちょっとエッジがきついかも。

対策として、アナログアンプにつなぐか、アナログチックな音が特徴なAGPTEC A01あたりに接続すると聴きやすくなる。

幸い、さほど駆動力は必要ないようで、A01でも十分な音量は取れ、A01の音量の15~18あたり(最高出力の50~60%)で非常に低音の質感が良くなる。

てか、A01って駆動力まあまあある気がする。
さすがにオーディオインターフェースのUR242よりは鳴らせてないけど、androidスマートフォンのGalaxy s8+よりは遥かに駆動できている。

海外でも大絶賛

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日本のAmazonでも1000件以上のレビューが付き、平均評価は4.8ととんでもないヘッドフォンだ。
しかし、海外のAmazonでは、5000件以上のレビューが付き、平均評価は4.6だ。

これだけでも、このヘッドフォンがどれだけ多くの人に愛されているか分かる。

いくつか海外のAmazonのレビューを取り上げてみよう。

海外Amazonのレビュー

※以下に示すレビューは海外Amazonのレビューの一部をかなり大雑把に意訳したものです。

 

レビューその1

外から自動車事故の音が聞こえたと思ったので、何度も音楽を止めてしまった。でも止まったのはヘッドフォンの音だけで、外からは何も聞こえてなかった。それはヘッドフォンから聞こえるシンバルの音やドラムの音が、実際に外から聞こえたように錯覚しただけだった。それだけこのヘッドフォンの音は素晴らしい。これ以上に良いヘッドフォンもあるかもしれませんが、150ドルの値段でこれ以上のものはないだろう。

 

レビューその2

もしオーディオファンでも、私のようにあまりお金を出すことができないのであれば、このヘッドフォンは非常に良い選択肢だろう。安かろう悪かろうなんてことは無い。このヘッドフォンの明瞭さは音楽をミックスしたり自宅でジャズを弾いたりするのに最適だ。

 

ちょっと訳すのに疲れたので2レビューだけ。
また暇があったら追加しようかな。

まとめ

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今回は、日本のメーカー "オーディオテクニカ" のヘッドフォンM50xを紹介した。
個人的には、AGPTECのA01と非常に相性の良い機種だと感じた。

このヘッドフォン自体の音が、若干エッジがたっているため、モニター用途として使うならともかくリスニングにはあまり向かない。
でも、エッジの優しいDAPと組み合わせると非常に聴きやすい。

気になる人がいたら、一本仕入れておくのもいいかもしれない。

 

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M50x ブラック