【就活】良い企業と悪い企業の見分け方。大学3年生の僕が考えること。
憂鬱な大学3年生
大学3年生、それは遊べる時間が残り少ないことを気づかせられる学年だ。
僕はもとより、大学院に行くと決めていたから、あまり憂鬱ではないのだけど、僕の周りの大学生は「就職が...」「院試が...」と、疲れた顔をしている人が多い。
何故かというと、行きたい企業・大学院がわからないから。
就活・進学を成功させるという抽象的な目標があるにもかかわらず、具体的にどこに行くかという具体的な目標が定まらない。
具体的な目標がないから、何をどう頑張ればいいのかわからず、焦る気持ちばかりが高まって、時間がどんどん過ぎていく。
そんな焦燥感を感じながら過ごす日常は何ともツライものだろう。
僕はもう、具体的な目標の大学院は定まっていて、何をすべきかも割と明確だから、そのような焦燥感はあまり感じていない。
でも、具体的な目標がないのに、抽象的な目標が定まっている状態のつらさはわかる。
だから今回は、具体的な目標を定める方法の一つである「良い企業と悪い企業の見分け方」を、完璧に僕の主観で書いて行こうと思う。
良い企業と悪い企業の見分け方
良い企業と悪い企業の見分け方にはいくつか方法がある。
箇条書きにすると、
- インターンシップ生への態度
- プレゼンテーションの質
- イキイキしているか
この3つだ。
これらについてそれぞれ解説していこう。
インターンシップ生への態度
就活を意識し始めた学生は、まずインターンシップに行くべきだ。
しかし「自分に合った会社が見つかる」なんてことはほぼありえない。
全国で星の数ほどある企業の10や20のインターンシップに行ったところで、それが自分にとってのあたりである可能性は非常に低い。
宝くじに当たるようなものだ。
それでは何故、インターンシップに行くべきかというと、インターンシップは良い企業と悪い企業の違いが露骨に出るからだ。
僕個人が思うに、インターンシップ生に対する企業の扱いは、その企業に就職したあとの新入社員の扱いに相当する。
インターンシップ生を大事にしない企業(=ゲストを大事にできない企業)は、自分のところに就職した新入社員を大切にできるわけがない。
僕は大学生になっていくつかインターンシップに行っているが、それらの企業には雲泥の差があった。
具体的な社名は出さないが、良い企業と悪い企業の差を書いてみよう。
良い企業
インターンシップ生の自主性を高め、何に興味があるのか、どんなことがしたいのかを明確にしてくれる。
インターンシップ生の尊厳を保ち、考えや行動を最大限尊重してくれる。
インターンシップ生の「成長」を第一に考えてくれる。
悪い企業
自社の仕事のやり方をインターンシップ生に押し付ける。
無意味な就労体験や、座学ばかりをさせ、時間を浪費させる。
我々も忙しいのに、その時間の一部をインターンシップ生のために割いてあげているのだと、態度に表す。
就労の現実を突きつけ、夢を壊す。
良い企業と悪い企業のインターンシップでの違いはこんなものだ。
この記事は学生や社会人のいろんな人が読むだろう。
上の2つを読んで「働いていない学生が何を」と思った人は要注意だ。
学生は、役に立たない。
長年仕事をしてきた人間からすると、何もできないくせに意識だけは高い「学生」は腹立たしい存在だということもわかる。
学生は現実を知らないし、本当の労働というものも知らない。
しかし、これから就職して、その仕事を担っていくのは僕ら学生だ。
今はまだ、社会を知らない若輩者で、仕事ができない上にプライドは高い、どうしようもない存在だ。
でも、学生が存在しなければ、企業に就職する人間はいない。
新入社員がいない企業が、潰れるのは時間の問題だ。
だから、インターンシップで学生を大切に扱う企業ほど、良い企業だと言える。
逆にインターンシップで無駄に現実を見させ、夢をあきらめ、労働に従事する大人の姿を見させる企業は、学生にとってこの上なく害悪だ。
いつかは現実を見る必要があるが、大学生にそれを見させると、やる気や向上心を無くす。
「会社に入ると、毎日こんな仕事ばかりで大変だよ。」
「大学生のうちに遊んでおきな。」
「いいねぇ、君たちは楽しくて。」
悪い企業のインターンシップ担当は大抵こんなことを言って(或いはそういう雰囲気や態度を見せて)夢を壊す。
嫌々仕事をやっていることを、「仕事がしたい」と言ってインターンシップにきている学生に見せつける。
誰が、わざわざツライところに行って働こうというのか。
良い企業は、
「就職すると、確かに大変なことはたくさんある。でも、こういう風に成長出来て、いろんな仕事を任せてもらえる。」
「君たちには将来性がある。学生のうちにいろんなことを経験するといい。」
「君のような人に、ウチに来てほしいなぁ。」
嘘でもこう言う(或いはそういう雰囲気や態度をする)。
インターンシップで学生を大切にし、ある種の夢を見させてやる気・成長欲求を向上させる。
学生はそういう企業に行きたがるし、それができない企業は衰えるだろう。
何故なら、レベルの高い学生や、いろんなインターンシップに参加するような行動力のある学生は、自分を高めてくれそうな企業に行くからだ。
上で言う「良い企業」には「やる気と向上心を持った良い学生」が集まるし、「悪い企業」には「夢をあきらめた、やる気のない学生」が仕方なしに就職する。
まとめると、学生を大切にできる企業は、良い企業。
自然に、自分から学べて動ける学生が集まる。
学生を大切にできない企業は、悪い企業。
言われなきゃ動けない、やる気のない学生が集まる。
どちらに就職したいか?どちらが将来性がありそうか?
インターンシップに行くだけで、これだけわかる。
ちなみにだけども僕がインターンシップに行って感じる限り、都会の大企業ほど、学生を大切にする傾向にあるし、田舎で長年やっている中小企業ほど、学生を大切にしない。
プレゼンテーションの質
就活生はよくインターンシップや、企業説明会に行ってスライドを使った企業説明を受けると思う。
良い企業と悪い企業を見分けるには、まずスライドの質を見てほしい。
企業説明用のスライドとは、学生に向けた企業の顔だ。
そのレベルが低い、体裁を整えない・整えられない企業は、中身も大抵その程度。
学生を呼び込むためのスライドなのに、そこに力を入れない。
ということは、学生を大切にしていないということだ。
「体裁が整えられない企業」というものは、就活生で言えば、「スーツが着こなせなず、髪がぼさぼさな人間」というものと同じだと思う。
就職しに来る学生には、見た目や態度、行動にとやかく言うのに、就職先の企業がそんなことでは、学生も来ないだろう。
まとめると、学生はまず企業説明用のスライドの質を見るべきだ。
スライドの最低限の体裁も整えられないような企業は、少なくとも悪い企業だから就職するのはやめておいた方がいい。
イキイキしているか
インターンシップや企業説明会に行くと、実際にそこで働いている人たちの姿を見ることができる。
企業は、その姿を僕ら学生にありありと見せてくれるわけだが、それは良い企業と悪い企業を見分けるためのチャンスだ。
といっても、ただ働いている人を傍目でみても、生き生きと働いているかはわからない。
実際に、実習などを通して働いている人とコミュニケーションをとらなければならない。
働いている人とコミュニケーションをとってみると、その人が嫌々働いているのか、それなりにやりがいをもって働いているのか、雰囲気で分かるはずだ。
わからないという学生はいろんなインターンシップに参加してみるといいだろう。
職場でイキイキしているということは、それだけその人のポテンシャルを企業が引き出せているということだ。
社員がイキイキしている企業は良い企業に間違いない。
逆に、悪い企業の社員は大抵、嫌々仕事をやっている。
苦しそうな顔をしている社員が散見できる会社には僕は行きたくない。
まとめ
今日は、完全に僕の主観で、偉そうにものを語った。
不快に思う人も多いだろう。
けど、少なくとも一学生である僕が、企業のインターンシップや説明会に参加して感じたことだ。
就活生の方は、
「そこで働いている人の姿=その企業に就職した後の自分の姿」
として、インターンシップ等に参加し、就職活動をすればいいだろう。
そうすれば、少なくともその企業に「行きたいか」「行きたくないか」はわかる。