消費の時代に、育つ "モノ" を|鉄フライパンという最高の道具。
あなたは鉄フライパンを持っているだろうか?
それとも
買うか検討中だろうか?
何れにしても、僕はこの記事で鉄フライパンというモノの良さを伝えたい。
鉄フライパンという選択肢
鉄フライパンという存在を知っているだろうか?
「黒い」「重い」「プロっぽい」「手入れが大変」
そういうイメージが強いんじゃないかと思う。
確かに、鉄フライパンで料理をすると重たくて腕が疲れるし、使い始めの事は手入れが結構大変だ。
でも、それ以上に "道具を使う喜び" を教えてくれる。
そんな魅惑のアイテムが鉄フライパンだ。
鉄フライパンの良いところ・悪いところ
僕は鉄フライパンをほぼ毎日、1年以上使っている。
そんな鉄フライパン中級者()な僕が、鉄フライパンを使ってよかったと思うところ、悪かったと思うところを書いていこう。
良いところ
鉄フライパンを使って良かったと思うところは
- 少しづつ持ち主に馴染んでいく
- 左腕(フライパンを振る方の手)が鍛えられる
- 焼き物、パスタ、揚げ物などが上手くなる
- 仮に失敗して焦げ付いても何度でも再生できる
やはり、鉄フライパンの醍醐味は使っていくと少しづつ僕に馴染んでいくことだ。
使えば使うほど、ちょっとづつ使いやすくなっていく、そういう楽しみがてっつフライパンにはある。
厳密には、鉄フライパンの表面に少しづつ油膜が形成されて行って引っ付かなくなるのだけど。
でも、その油膜の形成の仕方も、持ち主によって変わってくる。
なんかこう、手のかかる育成ゲームというか。
あと熱を良く通すので、火力に敏感だ。
そのため、火力調整が上手くなる。
同時に、肉を焼いたり、揚げ物をしたり、パスタをつくるのが上手くなる。
そして、万が一、食材を火にかけっぱなしで放置して、焦げ付いてしまったり、水にさらしっぱなしで錆びてしまっても、やすりで表面を削って焼き直せば再生する。
初心者に厳しくも優しい、一緒に成長してくれる唯一無二のパートナー。
それが鉄フライパンだと思う。
悪いところ
鉄フライパンを使っていてこれは良くなかったな、というところは
- 彼女に面倒くさがられる
- たまに失敗する
- 初めはよくくっ付く
- 重い
本当これ。
鉄フライパンを使って、手入れをしていると、彼女に
「なんでそんな面倒くさいことするの?テフロンの使い捨てで良いじゃん。」
そんなことを言われたりもする。
しかし、そうではないのだ。
手間暇かけながら、育て上げる。
育て上げると、強力なパートナーとして、一生使える。
そういうところに魅力はあるんだ。
ただ、やっぱり使い初めはよくくっ付くし、そのせいで失敗したりもする。
そして、重いから筋肉痛にもなったりする。
でも、失敗や筋肉痛の経験も、鉄フライパンを使う楽しさの一環だと思う。
当然失敗したときは嫌な気分になるけど、それは自分の使い方が悪いから。
テフロンのフライパンのように、初めから完成されていて少しづつ劣化するモノより、初めは未完全だけど、使っていくと徐々に育っていく。
そっちの方が使っていて絶対楽しい。
単純作業のメンテナンスも楽しい。
まとめ
今回は、僕が1年間使い続けている鉄フライパンを紹介した。
この大量生産大量消費の時代に、あえて、使い捨てではない、未完全な育つ道具を使う。
使うほどに成長する、まるでファンタジー世界の魔法の武器みたいな。
使うほどに所有者の魔力に馴染んでいくアレ。
冗談はさておき、育つ道具 "鉄フライパン" ほど、使う喜びを感じられる道具はそうそうないと思う。
だって、現代のモノってほとんどが販売時点で完成されていて、あとはすり減っていくだけ。
でも鉄フライパンだけは、販売時点では未完成なのに、使うほどに育っていく。
子供みたいだと笑われるかもしれない。
でも僕はこういう気持ちを、童心を大切にしていきたいな。
↑これが僕が買った鉄フライパン。
2000円ほどで買えるので、気になる方は試してみると良いと思う。
初めは焼入れをしなきゃいけないし、焼入れをしてもくっ付くし、うまくいかない。
けど使っていくうちに、あなたに馴染んでいくから、大切に使っていくと良いと思う。